面接での緊張を和らげるには
こんにちは。キャリアコンサルタントの清野です。
「三寒四温」の言葉の通り、まだ寒い日はあるものの、確実に春へと季節は進んでいますね。
今回の就職ブログでは、就職活動において重要なポイントである「面接」についてお話しします。
「面接が苦手です」という声は、これまでに数えきれないほど耳にしてきました。
きっと口には出さなくても、内心そう感じている方も多いのではないでしょうか。
面接が苦手な理由として最も多く挙げられるのが「緊張」です。
そこで、今回は緊張の原因について掘り下げてみたいと思います。
① 準備不足に関係する緊張について
志望動機を伝える準備ができていなかったり、企業研究をしっかりしていなかったりすると「何を聞かれるのだろう・・・」「質問されたことに上手く答えられなかったらどうしよう・・・」と不安感が出て、それが緊張に繋がります。
ほぼ必ず聞かれる志望動機や今までの職務経歴などは、直ぐに応答できるようまとめておくのはもちろんのこと、実際に口に出して練習しておきましょう。準備した志望動機などが口に出すと言いにくい表現だと、リズムがつかめず噛み噛みになってしまって、更に緊張してしまうこともあるからです。
しっかり準備をすることで心にゆとりが生まれ、緊張も軽減されます。
② 面接を大仰に考え過ぎることから来る緊張について
面接に対して、誠実に真摯に臨むことはとても大切な姿勢ですが、それと仰々しく考え過ぎることは異なります。
「この面接がうまくいかなかったら、もう後がない」とご自身を追い込むような思考になってしまうと緊張が増してしまいます。
また面接が通らなかった場合に今までのキャリアや自分の全人格を否定されたように感じると仰る方がいらっしゃいますが、
そんなことは全くありません。
採用面接はマッチングの場で、採用担当者は主に「(求人情報に出している)○○の仕事ができるかどうか」「社風などに合うか、入社後に配属部署でうまくやっていけそうか」を確認しようとしています。自分より○○の経験が長い人が応募していた、今いる構成員の比率的なこと(男女比や年齢層等)などで採用には至らない場合もあります。
熱意を持って面接に臨みながらも「マッチングの場」ということも意識し、一方的に評価されるのではなく、自らも自分が働く場として面接担当者や職場の雰囲気も含めた視点からみることも必要です。そうすることで冷静になり緊張も和らぐのではないでしょうか。
面接の緊張を和らげるコツ
- 準備する:
志望動機や職務経歴など、必ず聞かれる質問はすぐ答えられる
ように整理し、実際に声に出して練習する。 - 考え方を変える:
「評価される場」と構えすぎず、自分に合った職場かを確認する。
「マッチングの場」と捉える。
面接担当者や職場の雰囲気も観察することで、緊張が軽減される。

笑顔にはさまざまな効果があります。笑うことで分泌される脳内ホルモン「セロトニン」には、心を落ち着かせる効果があります。
また、作り笑いでも同様の効果があることが、複数の研究で明らかになっています。
緊張を感じたときは、意識的に口角を上げるだけでも気持ちが和らぎ、印象も良くなるのでおすすめです。